2,コンテナ運賃1万ドルが再び現実に
3,4月、5月で業種別の株価上昇率は?
米農務省、世界小麦在庫が9年ぶりの低水準に減少すると予測
シカゴの小麦先物はアジア時間28日の取引で一時9カ月強ぶりの高値を付けた。主要生産国の乾燥した天候とウクライナでの戦争で供給懸念が強まった。アナリストはここ数週間、主要輸出国であるロシアの生産予測を引き下げた。ウクライナは5月に記録的な乾燥となる方向だ。オーストラリア・西オーストラリア州の降雨量の歴史的な少なさも不安感を強めている。
2022年2月24日 シカゴ市場の小麦先物はウクライナ情勢で供給不安により価格は上昇したのは記憶に新しいが、天候による小麦収穫量の懸念は2012年にもあった。今回はどの程度影響があるのか不安が残る。
小麦が不作でパンとかラーメンがまた値上げに??
2012年から2013年にかけて小麦の価格が大きく動いたことがあったけど、ウクライナ情勢で供給不安が長引いていることの方が懸念ね。物価高は家計にも影響が出ているわね。
海上運賃が急上昇、コロナ禍「混乱」想起させるペース
海上運賃がこの1カ月にわたり上昇している背景には、楽観よりも心配に起因するものがある。アジアの港湾での混雑、港や鉄道サービスを妨げる恐れがある北米の労働争議、米中貿易対立の高まりを巡る懸念などだ。ノルウェー・オスロに拠点を置く海運分析プラットフォーム、ゼネタのシニア海運アナリスト、エミリー・スタウスボール氏は「この状況は新型コロナウイルス感染症のパンデミック時の混乱と海上運賃高騰の記憶を呼び起こすだろう」と指摘。「荷主はコロナ禍で教訓を得ている。一部はピークシーズンや需給が逼迫する可能性に備え、輸入を前倒ししている」と話す。
学校の新学期やハロウィーン、年末商戦を前に小売業者が在庫補充に動くため、アジアや欧米の輸出入業者では通常、7月から9月にかけて出荷が増える。コンテナの輸送能力が限られるタイミングで、こうした需要増が起きているように見えると、アナリストらは語る。
フレイトスのデータによると、アジアから米西海岸向けの40フィートコンテナのコストは、26日終了週に13.4%上昇し4915ドルと、5週連続で値上がりした。これは昨年12月終盤の3倍だが、2021年9月に付けたピークの2万586ドルをなお大きく下回っている。
海上運賃が上昇でまた物価が上がるのかな??
荷主はコロナ禍での教訓を活かし、ピークシーズンの輸入を一部前倒ししているわ。それよりも、米政府は中国からの輸入品への追加関税を発表したわね。米国の新たな関税を懸念する企業は、発効前に輸入を前倒ししている方が懸念ね。
2ヶ月連続でランクインは海運業、保険業、銀行業、電気・ガス業
日本株の業種別株価上昇率を2024年4月と5月を比較してみて、どんな業種が人気になっているのかを確認してみると、今後マーケットは何を先行して株価に折り込みに行っているのかが見えてくるかもしれない。
4月上昇率トップ6
1位,非鉄金属 2位,海運業 3位,卸売業 4位, 電気・ガス業 5位,保険業 6位,銀行業
TOPIXが0.8%の上昇に対して1位の非鉄金属は10.89%と大きく上回る結果になった。
5月上昇率トップ6
1位,海運業 2位,保険業 3位,その他製品 4位, 石油・石炭製品 5位,銀行業 6位,電気・ガス業
TOPIXが1.62%%上昇に対して1位の海運業は11.97%と大きく上回る結果になった。
2ヶ月ともランキング入りしたのは、海運業、保険業、銀行業、電気・ガス業の4業種である。この4業種には今月にも注目したい。海運業は本日の記事にも取り上げているので参考にしていただくとして、それ以外だと保険業は政策保有株の売却による新たな事業投資と株主還元策の期待。銀行業は日銀のマイナス金利解除から利上げによる収益環境が改善するとの期待。電気・ガス業は原子力発電所の再稼働に向けた動きに進展が見られるほか、国内で半導体工場の建設や世界的な情報技術(IT)企業によるデータセンターの投資計画が相次ぎ、将来的な電力需要の増加が期待。と考えられる。
2ヶ月連続で株価上昇率が上位の業種には、引き続き注目していきたい。
上昇率が高い業種は今から買っても遅いんじゃないかな??
上昇率が高いということは人気になっているので高値掴みで損することもあるかもしれないわね。大事なことはその人気が今後もしばらく継続しそうかを確認して購入することがいいかもしれないわね。
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