24/5/13〜5/19_経済ニュースまとめ3選

24/5/13-5/19
1,NYダウが初の終値4万ドル台 早期の利下げ期待続く
2,日本の小型株が大型株をキャッチアップ?
3,1-3月の実質GDP成長率は2期ぶりマイナス

NYダウが初の終値4万ドル台 早期の利下げ期待続く

17日の米ニューヨーク株式市場で、ダウ工業株平均が初めて4万ドル台で取引を終えた。今週発表された米消費者物価指数(CPI)などの物価統計で、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)のストラテジスト、ジョン・ベリス氏は「米連邦準備制度理事会(FRB)にとって心地よいCPIだった」と指摘。CPIと小売売上高の「2つを合わせると、9月利下げの可能性が依然あることが示唆される」と述べた。バイデン米大統領はX(旧ツイッター)に「米国人の年金に朗報」と投稿して株高を歓迎した。


また、ブルーチップ・デーリー・トレンド・リポートのラリー・テンタレリ氏は「強気スタンスを維持する」とし、「ゴルディロックスのシナリオが続けば」、ダウ平均が年内に4万2500ドルへと上昇する土台が作られると述べた。

ゴルディロックスってなんだろう??

経済が、過熱せず冷めすぎてもいない状況を指して「ゴルディロックス経済」ともいうわ。 こうした状態のとき、景気の緩やかな回復と金余りへの期待が相まって、資金が安全資産からリスク資産へ流入(リスクオン)し、相場を押し上げるとされているわ。

なお、米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は、インフレが「当面」高止まりするとの予想を改めて示したが、政策金利を現行水準に維持すれば、いずれは物価上昇圧力が後退するだろうと述べた上で、金融政策があらかじめ定められた軌道にはないことも強調。インフレ抑制における進展が停滞、ないし反転すれば、追加利上げに踏み切る用意があると述べた。

日本の小型株が大型株をキャッチアップ?

日本の大型株のバリュエーションが高水準で推移する中、劣勢だった小型株が大型株をキャッチアップするのでは?と一部注目されている。日本株チーフストラテジストのブルース・カーク氏は「日本市場の大型株のバリュエーション・プレミアムは現在、過去の平均に比べ高水準に達している」とし、「日本の中小型株の投資機会は比較的大きい」と指摘した。

東京証券取引所 市場区分の見直しに関するフォローアップ 第16回(2024年5月21日開催)資料 引用

これは大企業で進み始めた資本効率の改善が、中小型株にも広がると考えているためだ。今のところ資本効率の改善に向けた動きは遅いが、今後「変化が出てくる可能性がある」と期待されている。また、ゴールドマンによると、日本の小型成長株は米金利との逆相関が高く、FRBが年内にも政策金利を引き下げる可能性があることは魅力的だという。小型成長株は今年下期にかけて世界的に人気を集める可能性があり、調査を増やすべきだとの見方を示す。

日本の小型株が人気になる前に投資しておいた方がいいかな??

期待が先行して株価が上がっていくことがあるけど長続きしないかもね。1、資本効率の改善に向けた取り組み 2、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを開始 この2つが確認できてからでも遅くないと思うわ。

1-3月の実質GDP成長率は2期ぶりマイナス

ダイハツ工業や豊田自動織機の生産・出荷停止による販売の減少が個人消費や自動車関連投資を押し下げる要因となったほか、輸出の減少につながるなど、幅広い需要項目に悪影響が及んだ。日本経済は1-3月期にマイナス成長に陥り、3期連続で成長が見られない状況となっている。楽天証券経済研究所の愛宕伸康チーフエコノミストは、今回は自動車や能登半島地震といった「一時的要因によるところも多いので、先行きはそんなに悲観してみていない」と指摘。「鍵となるのは賃上げを受けて新年度からどのくらい消費が回復していくかどうか。インバウンドも好調で、4-6月期はプラス成長になっていく」とみている。

一方、物価高の影響で個人消費の低迷が続く中、既に「スタグフレーション(景気停滞下のインフレ)」状態に入りつつあるとの見方も出ている。ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎経済調査部長は、「日本経済はスタグフレーション的と言える」とし、「成長はあまりしていないのに、物価は高水準で上がっている」と指摘。景気の弱さの最大の要因である消費停滞の背景として、家計の実質所得が減少し、貯蓄率も低下していることを挙げた。今回のマイナス成長は個人消費を含めて特殊要因で下押しされている面があり、大半のエコノミストは4-6月にプラス成長に転じるとみている。33年ぶりの高水準の賃上げや6月から実施される定額減税などが消費の回復につながると予想されている。ただ、今後の消費に関して斎藤氏は、「実質賃金の上昇は最低条件だが、それで実際に消費を増やすかどうかはまた別の問題だ」とし、「リスクはある」との見方を示した。

日本はちょっとヤバい状況なの??

そうね。賃金が上がっても消費が増えないと、やがて物価が下がり賃金も下がっていくわ。ただ円安が長期継続するようだと、賃金だけが下がっていくリスクありね。先行き不安の解消に政府が動いて欲しいわね。

〜たぬきの投資メモ〜
米ニューヨーク株式市場が史上最高値で盛り上がる一方、日経平均は3月末に史上最高値を更新してから少し上値が重たい状況。日本経済の実力(稼ぐ力)が確認できる秋頃まではこの展開が続くかと。以前から買いたかった銘柄が少し割安だなー。と思っても少し慎重になる時期かと思いますので気を引き締めて行きましょうね!

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